海外一人旅 inマルタ ①〜日本からマルタへ〜
【1日目】
8/10 20:25分に羽田空港に到着。
マルタへはドバイ空港を経由して行くため、荷物を預けに国内線から国際線のエミレーツ空港の搭乗口へ向かう。これがまた遠い。
田舎者なので国際線へ行くためにシャトルバスに乗るとかどういう事!?って理解ができず。
2箇所くらい国際線ターミナルがあるのか間違えて別のターミナルへたどり着く始末。田舎者ニハ難シスギル。※その後ちゃんと着きました。
迷いながらもエミレーツの看板を発見。エミレーツ案内開始してないのにもかかわらずめちゃくちゃ行列。当然ながら、日本人多し。8割くらい。ちらほら外国の方も拝見。
家族連れ多い。小学生低学年くらいの子もいてその年で海外!?すげぇ……色々と。と感慨に耽ける。
スマホで事前にチケット購入した際にもらえるQRコードをピッと見せて荷物預けたあとは国際線ロビーにて待機。
始めてきたんだけど凄いね。
お土産店がいっぱい。
この日のためにパスポート取りました。もちろん有効期限10年。
勿論写真写りは悪い。人相ヤバい。
エミレーツ乗り場は通路1番端。途中、両替所があったのでユーロに交換。とりあえず1万円分。(最終的に2000円分ほど余ったのでクレジットカード支払いをメインにするなら相場にもよるが1万あれば安心)
日付変わって8/11 00:30 羽田空港初〜ドバイ行き
案内開始から30分ほど待ってようやくエコノミークラスのお客さんが搭乗。
座席はこんな感じ。ひざ掛け、ヘッドフォン、アメニティ(後述)が座席の上に置かれている。
座った感じはこんな感じ↑
思っていたより余裕あるし座り心地も良い。
エコノミーとはいえ窮屈には感じず。
座席モニターはかなり大きい&新しい印象。
言語はディフォルトは英語だが選択可能でもちろん日本語有。帰りの機体では日本語選択不可だったので機体のバージョンにもよるらしい。
映画、ラジオ、ゲーム、音楽かなり豊富。
洋画好きの私はまだ飛行機飛んでもいないのに早速デッドプール2を鑑賞。最新の映画もかなり多い。
アメニティ入り(靴下、歯ブラシ、耳栓)ポーチ。色は青とかオレンジとか緑とか色々。普通に可愛いので嬉しい。何故かラベンダーような香りがポーチからすごくする。正直臭い。
あと、このポーチは乗り継ぎ含め計4回エミレーツに乗ったが日本発、日本着の機体でしか配られず。毎回という訳では無いらしい。
しばらくして離陸。
離陸後、メニュー表が配られる。
00:30発と深夜だがボリュームは多い。
エミレーツはドバイの航空会社ということもありヒンドゥー教用の機内食など様々な宗教に配慮した特別食がある。
ベジタリアン用、糖尿病用、グルテンフリー用、フルーツミールなど10種類くらいあるのかな、事前にインターネット上で予約すれば変更できるので私は物は試しにと通常食以外を選択。
第一回目の食事はベジタリアンミールを選択。(正確には覚えていないがタグがBLMLだったので多分ベジタリアンミール)
ベジタリアンミールにも数段階種類があり、根菜× など細かく枝分かれしており選べるようだった。
見た目は良い。味も美味しい。白身魚は薄味、野菜は素材その物の味。ドレッシングください、青じその。深夜ということもあり量もこのくらいで丁度いい。通常食はめちゃくちゃボリューミーだったよう。
羽田からドバイまで飛行時間10時間45分。
映画を見ながら時間を潰したり音楽聴いたり寝たりしながら過ごす。今自分がどこを飛んでいるか見ることが出来る。これが結構楽しい。
WiFiも中国上空以外は無料で使えるらしい。課金すると容量増やせるみたいだけどよくわからんので使わず。
朝食も引き続きBLML(多分ベジタリアンミール)
味なしのスクランブルエッグと味なしの茹で野菜。
小袋の塩を発見しかけて食べるが正直イマイチ。ケチャップが欲しかった。
でも不味くはないので完食。
ちなみに右上のコップに入っている物(ゼリーみたいな箱の物)の正体が分からず手をつけていなかったが後々わかり、パッキングされた水だった。
蓋を開けてコップにジャーっとして飲むらしい。パッケージアラビア語でウニャウニャ書いてあるだけで本気で正体がわからなかった。
ほら、海外だとテーブルマナーとして手を洗う用の水があるって言うからそういうアレなのかと思って。水飲んだらこいつ飲んだぞ!?みたいな好奇の目を向けられ(以下省略)
8/11 6:15分ドバイ空港着
日本を出て0:30で約11時間飛んでいるので本来なら昼だが時差が発生しているのでまだ朝。
ちなみに乗り継ぎ時間は1h40。
人はかなり多い。
当然ながらよくわからないので流れに沿って歩く。
右も左もわからないのでとりあえず案内板のconnectionsへと向かう。普段なら困る英語表記がここでは神の思し召しに見える。
アラビア語何一つ読めません。
思わずパシャリ。ドバイ空港のトイレ広いし綺麗。さすがドバイ。
connectionsに到着。荷物を預けていざドバイへ入国。
このボードに発着予定の便がズラーッと羅列されており待機中、案内中なのど情報もかかれている。
ようやく見つけた私の乗るエミレーツ航空は”案内開始”に既になっており、ここで結構焦る。
表示が”ファイナルコールに”なると相当やばい。
連絡通路をキャリーケースをゴロゴロしながら小走り。
お土産店も記念にパシャリ。とりあえず時間が無いのは確定。
元々のプランが1h40分しか乗り継ぎ時間がないのだがエミレーツ航空の公式プランでそういうスケジュールだったので問題ないだろうと大船に乗っていた私。それが落とし穴だったとも知らず。
慣れてる人ならいいだろうがドバイ空港以前に海外旅行初見の私にはきつかった。ハブ空港なため本当に広い。
よく分かってなくていなかったが故にエミレーツ航空の乗り場とは真逆に行ってしまい急いで逆サイドへ。
全力ダッシュで長い連絡通路をかけぬけなんとかエミレーツ航空搭乗口まで到着。
着いた頃にはファイナルコールになっておりかなりギリギリ。
初海外&一人旅の皆さんに伝えたい。乗り継ぎ時間には余裕を持たないとヤバい。入国手続きに混雑していて時間思っていたよりかかる。事前の下調べか語学力か経験か何かが確実に必要。
8/11 7:15分ドバイ空港発〜マルタ空港着
なんだかんだありつつも無事乗り込み。
今回の機体は結構古め。なんか食事を載せるトレーのところがガタガタ言う。
あと後ろの席のヨーロッパ系のお子様がイスを蹴ってきてイライラするので無我の境地へ達するため映画に集中。
ドバイを離陸し上空がパシャリ。
かなり茶色、砂ーー!って感じ。(失礼)
いつかドバイも観光したいなぁと思いながら眺める。日本から10時間くらいならドバイ近い気がするし全然あり。
ぐんぐん登っていき空の上。
めっちゃ綺麗〜〜〜!
窓の外がみたくて今回は窓側。
ドバイからマルタへは飛行時間、8時間15分。
今回のドバイ→マルタ間の機内食では特別食のヒンドゥーミールを選択。
特別食は通常食の人よりも先に配られるのだが、隣の外国人の方からの「何故君がヒンドゥーミール?」みたいな顔が忘れられない。The日本人顔(?)なのにヒンドゥー食ってたらそう思うよね。
何はともあれヒンドゥーミールがめちゃくちゃ美味い。基本的にスパイシーなものが多かったがめちゃくちゃ口に合う。カレーうまっ!
前述した通り、ここまで私は右上のカップが何なのかよくわかっていない。しかしそんな時、隣の人がカップの蓋を開けすすり始めた。その様子を見てようやく飲み物であることを察する。
私も恐る恐る口をつけ嚥下する。なるほど…水だ。カップの蓋にWaterとも書いてないしアラビアンな文字で色々書いてあってわからない人には伝わらないよこれ。
マルタへは15時着なのでもうすぐ到着というところで昼食。
ヒンドゥーミール選択のはずではあるが、
周りの様子を見るに昼食は通常食も一緒のよう。
そしてこのサラダめちゃくちゃ美味いんだなぁ…。今回の旅行の中で食べた料理で1位2位を争うレベルで美味い。
なんか機内食って不味いイメージあったけどエミレーツ航空のクオリティがすごいのかバクバク食べれる。今思い返してもまた食べたい。デザートのケーキも美味しすぎて機内食目当てでエミレーツに乗りたいレベル。
マルタ上空!
あっという間にドバイからマルタへ到着。
羽田→ドバイで10時間45分
ドバイ→マルタで8時間15分
およそ19時間のフライト。
初長時間での感想は実際寝るのはエコノミーでも余裕でできる。でも2〜3時間程度で目は覚めてしまう印象。
とはいえ映画や音楽など機内サービスのラインナップは充実しているし特に不自由は感じず。心配していた長時間フライトでの疲れは想像よりは少ない。
蛇足ではあるが長距離フライトがネックに思っている人がいたらぜひ言いたい。
エミレーツ航空ならエコノミーでも大丈夫。
どうしても心配なら心療内科で睡眠薬を導入してもらうのが吉。(今回私もそうしている)
私は元々乗り物酔いがひどい体質なので睡眠薬を事前に処方してもらい服用しつつのフライトだったがそのおかげか直ぐに寝れた上に特に不調もない。
体調なんて大丈夫。薬でどうにでもなる。20時間のフライトなんてへっちゃら!旅行に行きたい!という気持ちを大事にして行こう。
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海外一人旅 inマルタ 〜計画編〜
いざマルタ島へ行かん。
しかし友人を当たってみるも友人の大半は学生の身でありお金に余裕が無い。あとマルタという普通だったら耳にしないであろう国に興味をもつ友人がいない。(まずもって友達が少ない)
ええい!てやんでい!こうなったら一人で行くわ!!!というわけで一人旅に決定。
というか誰かと海外旅行って難しくないか?
・予算、やりたい事、旅程…etc
都合合わせるの大変じゃない?これも後述するが結論として一人旅めちゃくちゃ楽しいので私みたいに1人が平気なタイプはむしろおすすめ出来る。
少々脱線した話を戻すが一人旅には課題が山積みである。
・一人旅
・初海外
・英語できない(中学生レベル)
この3大問題はかなりしんどいのではないだろうか。行けるのか?これで。と思うだろうが行ったから大丈夫。
当時の私も迷いはあったが考えたって仕方がない。ダメならダメで行ってから考えよう。海外で死んだら死んだでそれでいいや、くらいの精神だったのだが色々大丈夫か。享年21歳って笑えないよね。今思えば勇気と無謀を履き違えてているように思える。
まずは予定だ。あーでもないこーでもないと仕事の休憩時間にパソコンをいじり倒し飛行機を調査、観光地の簡単な情報法を収集。正直旅行って予定立ててる時が1番楽しい。ブッキングドットコムとか見ながらホテル決めたりとか。
家ではスマホと睨めっこを繰り広げ予定をノートにもそもそと書きなぐり。字が汚いのはご愛嬌ということで。
(その時のノートを発見したのでお目汚しながらに添付)
(今見返すと実際の予定はだいぶ違う。)
こんな感じであらかた予定を決め、数日悩んだ挙句飛行機を予約。
8月10日〜8月19日のプランで旅程を確定。全9日間。
とはいえ時差が8時間あるので実際マルタにいるのは8月11日の昼〜8月16日の夕方まで。
(日本の方が8時間早い)
実際の旅行は以下の日程で催行。
【1日目】●8/10
ー機内泊ー
【2日目】●8/11
・00:30分 羽田空港発ー6:15分 ドバイ空港着
ー乗り換え1h40ー
・7:55分 ドバイ空港発ー14:22分 マルタ空港着
ー移動&メリーハ地区で宿泊ー
【3日目】●8/12
・フェリーでゴゾ島へ、1日ゴゾ島観光
ーマルタ島へ帰還&メリーハ地区宿泊ー
【4日目】●8/13
・半日コミノ島観光
・午後からマルタへ戻り軽く観光
ーグランドハーバーホテル(バレッタ)宿泊ー
【5日目】●8/14
・1日タクシーチャーターでマルタ島1周観光
ーグランドハーバーホテル(バレッタ)宿泊ー
【6日目】●8/15
・現地開催イベントに事前予約で参加
・スリーマ&バレッタ観光
ー空港近くのホテルに宿泊ー
【7日目】●8/16
15:30分 マルタ空港発ー01:00分 ドバイ空港着
ー乗り換え1h40ー
【8日目】●8/17
2:40分 ドバイ空港発ー17:35分 成田空港着
ー東京泊ー
【9日目】●8/18
ー帰宅ー
そしてなんとなんと。今回の旅行は一人旅&完全個人手配。大まかなプランが組まれたパッケージ旅行には参加しません。というのは現地の民泊に参加したかったから。
後述するがAirbnbというアプリを使うと現地で暮らしている人の家に泊まる事が出来る。条件にも寄るが1泊5000円もかからずに格安なうえに交流もできると言うわけである。
初海外一人旅で個人手配旅行なんてかっこいいじゃん??話のネタになるじゃん??何かハプニングとかもあるだろうし。と危険思想にもにた何かを持ちつつ実際に行動に移してしまう謎のアクティブ。普段インドアなのにね。、
全て自己責任での旅行にはなるが逆に誰にも迷惑をかけないという点では気楽で良い。
【今回使用した旅行ツール】
現地5泊中、3日は民泊利用。6日目の現地開催イベントもここで探して予約。民泊はホテルに泊まるより断然安い。
比較がてらホテルにも泊まったが日本円で1泊12000円〜20000円はする
※朝食付き、ハイシーズン真っ只中
民泊であれば4000~8000円と半額以下。
実際に私が参加したイベントは3枚目。
民泊、またはイベントのホストと事前のやり取りすることも可能であり安心して使える。
あとはこんな感じで予約内容だとか場所だとかを地図上で表示できる&旅のしおりとして使えるので便利。
★VELTRA
5日目の予定にいれた現地でのタクシーチャーターに使用。ここはツアー会社が開催しているものが乗っている。
各国のツアー情報が簡単に調べられる&予約可能。ツアー担当者からのレスポンスも早く、不明点は都度聞けるので安心。
私が今回予約したツアーは上記画像のもの。
完全オーダーメイドで好きな観光地を1日フルに連れていってくれる。英語ガイド、日本語ガイド(割高)を選べる。
★TABIORI
旅のしおりとして使用。アプリを入れてもらえば共有もできるので家族や友達と日程の共有も可能。
私の場合はairbnbとはまた違った形で詳細情報を記載するのに使用。
★Help me travel
英会話に自信が無いので購入&インストール
シーン別に別れており探しやすいので使いそうなものはお気に入りしておけば困った時に安心。
(実際に私は2回くらいしか使っていないが)
あって損は無いと思う。
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海外一人旅 inマルタ 〜プロローグ〜
2019年、5月某日。
「そうだ、海外旅行に行こう。」
干物女の世界チャンピオンに君臨(自称)する私は海外旅行へ行くことを唐突に思い立つ。
Youは何しに海外へ。そう問われれば私は「なんとなく。」その一言で返すだろう。
実のところなんとなく、の一言の中に色々詰まってはいるが省略。海外に行く意思は固まった、それでは行き先はどうしようかという問題が浮上するが行きたい所は特に決まってない。
土、日、祝と暦通りの仕事休みの私はとりあえずハイシーズンは承知で8月のお盆休みに目をつけた。この際お金に糸目はつけない。
「ニュージランドはどうだろうか?南半球だし、お盆に行けばあちらは真冬。避暑にもなる。」
そうしてニュージランドを視野に入れつつ観光地検索していたら私を強く引きつける一文をネットで発見。
【ニュージランドでは日本人女性はモテる】
「じゃあいこう。」
こうして邪な気持ち8割…多分この時点では8割くらいあったと思う。飛行機の予約サイトで価格を調べあとは購入決定押すだけ、そんな1歩手前まで到達した時だった。
丁度、ながら見していたテレビ番組で運命の出会いを果たす。
”マルタ島”
イタリアの下にある本当に小さな島。
車があれば一日で端から端まで往復できてしまうくらい。
四方八方が鮮やかな青で満たされた不思議な響の島。
全く聞いたことない国だった。
私は食い入るようにその特集を見ていた。
太陽の光を反射し眩しいほどに輝く規則的に積み上げられたクリーム色のレンガでてきた建築物。洞窟、漁村、大聖堂、要塞、騎士団。
そしてなんといっても猫。マルタ島は猫の島という異名を持つほど猫がいるらしい。(後述するが実際には会えなかった)
仕事でメンタルをやられ気味の私は、ニュージランドでのモテモテ逆ハーレムライフ(ではない)を捨て、単身、真夏のマルタ島癒しの猫&歴史建築物の旅へとシフトチェンジしたのであった。
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